兵庫編 ・ 播磨の武将 No.04
文観房弘真
もんかんぼう こうしん
1278 – 1357 享年80
今からおよそ670年前
稲美町 / 名物・いなみ野メロン
ゆかりの地天満大池(いなみ野ため池ミュージアムの中心。ため池群の原点にこの怪僧の影がある)
人物紹介
後醍醐天皇の腹心として権勢をふるった真言律宗の怪僧。播磨(現在の加古川市大野)の出身で、楠木正成を後醍醐天皇に引き合わせた可能性も指摘される。画僧としても一流で、県指定文化財・東播磨石造遺品群(正和の石塔群)の造営を指揮した。金子哲氏の研究によれば、文観が1300〜1310年代に天満大池の北北西で始めた開拓事業が発端となり、後継の真言律宗の人々が約百年かけて事業を受け継ぎ、14世紀の末に天満大池の地へ到達したと推測される。1390年の律僧と弁財天の伝説(国安天満神社の縁起)はその名残ともいう。怪僧が蒔いた開拓の種は、百年かけて大池に届いた。