兵庫編 ・ 摂津の武将 No.78
一蓮坊祐之
いちれんぼう すけゆき
生没年不詳
ゆかりの地茶臼山城跡(茶臼山緑地・本丸に顕彰碑)
人物紹介
神戸市北区の地に城を構えた土豪で、俗名を井上源太夫と伝える。羽柴秀吉の三木城攻め——三木合戦——の際、250余の家臣を率いて茶臼山城の指揮を執ったと伝わる。やがて秀吉の家臣・仙石秀久の軍勢に攻められ、城は降伏開城。このとき祐之は、自らの自害と引き換えに家臣たちの命を救ったという。茶臼山城は、攻め手であった仙石秀久にそのまま与えられた。城跡はニュータウンの中に緑地として残り、本丸には今も祐之を顕彰する碑が立つ——名もなき土豪が示した、家臣への責任の取り方を伝えるために。